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デイトリッパー入門

邦楽ロック・昭和歌謡のレビューを中心としたブログ

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三文ゴシップ

2009/06/30(Tue)15:43

 発売されましたね。買おうか迷いましたが、先日友達に借りました;

 今のところ(4周目)の感想を言いますと、バカに突き抜けてて、全体的にハッピーで、それでいてカオティック。賛否の結論はまだ保留ということで。


代わりといってはなんですが、最近なぜかヘビロテなんでこちらのレビューを。



ゆらゆら帝国 『ゆらゆら帝国Ⅲ』


1.でっかいクエスチョンマーク
一曲目からトばします。聴き手に自然とエアギターさせてしまうぐらいに大味なリフ、大味な歌詞。これらが逆に意地悪く聴こえてしまうのはゆら帝のパワーか???

2.ラメのパンタロン
続いてトばします。これまた小気味良くも気持ち良い痛快ナンバー。「パンタロン」の意味さえ知れば誰もが踊ってしまうはず。揺れてしまうはず。グッグッグッと!

3.幽霊の結婚式
"君は僕が好きで、僕は君が好きで・・・"
「拍手」からわかるように、彼らの周りはふたりを祝福してるにもかかわらず、当事者である彼ら自身が果たして幸せなのか、悲しいのかという描写が一切なのがちょっと怖い。「永遠に」というワードも引っかかります。
しかし僕としてはなんとなく優しい気持ちになれるので、ポジティブに解釈してます

4.待ち人
花も虫も歌って踊りだすような、幸せいっぱいのミディアムナンバー。 ・・・と見せかけて、歌詞は超後ろ向き(笑) 現状を打破するために自分から立ち向かうことは一切せず、何か外部からの変化をじっと待っている。咲くかな、まだかな・・・  って考えすぎか・・笑

5.ゆらゆら帝国で考え中
ハイテンションにゆら帝節が炸裂。世界観がジャケットにピタリとはまる。一番キャッチーな曲ということでなんとなくこのアルバムの代表曲な気もする。ただただホットでクール。ダメだダメだフゥフゥフゥ!!ってのがセクシーすぎる(笑)

6.男は不安定
個人的にはこのアルバムの核。一弦のみを冷めたように狂ったように弾き続けるギターは脳を緊張させ、さらに不安をあおるように楽器隊はリズムキープ。HEYボーイは不安定、HEYガールはいつも元気・・・
一回目は退屈または耳障りに聴こえるが、何周もすると音が、フレーズが気持ちよくなってくる・・・ 実にドラッギー。

7.砂のお城
例えると、海岸でサンダルにひっきりなしに入ってくる砂みたいな鬱陶しさ(笑) あまり好きじゃない

8.頭異常なし
特に異常なし

9.まずタイトルがいいw 毎度ながらよく思いつくなぁ、と。
メロディーがまんま「ドックンドール(3*3*3収録)」のキーをあげただけなのに、全く気にならないどころか、むしろ自分自身が頭炭酸状態で、ドックンドールがオカシく聴こえてるんじゃないか?と疑ってしまいそうになるのが面白い。

10.少年は夢の中
空を飛ぶ夢を見るような、そんな夢のような世界。エンドロールとしては及第点だけど、数ある名バラードの中では霞んでしまう。


 前半の勢いが良すぎるせいか、後半のパワーダウンは否めない。裏を返せば、前半だけでいえば超名盤『3*3*3』に匹敵するというモンスターアルバム。悲しいことに、「生」の乾いた音を出すゆら帝は一応このアルバムにて完結する。今のゆら帝も最高にクールだけど、この頃のサウンドもまたやってほしいものです
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