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デイトリッパー入門

邦楽ロック・昭和歌謡のレビューを中心としたブログ

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趣味の世界だねえ・・・

2009/06/16(Tue)11:40

 
 『機動警察パトレイバー』

 先日、ふとした拍子に思い出し、懐かしくなって文庫版を大人買い(とはいってもあわせて1000円余り)しました。小学生くらいの頃にテレビで放映されてたアニメーションを観ました。西暦1999年・・・あまりに地続きな未来に強く印象に残ったのを覚えています。改めて見返すと、レイバーの緻密な設定(下半身のオートバランス機能、戦闘経験による操縦者との順応度UPなど)や治安部隊としての特車二課のリアリティは目を見張るものがあります。 ・・・と、記憶によれば今回初めて読んだ文庫版よりTV版の方が少し辛気臭かった気がします。というか、漫画版のノリはほんっと軽い(笑) シリアスなシーンであっても次のコマには笑いをもってくる・・・ 
それから、ズバ抜けてカッコ良いデザインのイングラム及び「タイプJ9"グリフォン"」も「偶然そうなった」ではなく、各レイバーの開発者の「趣味」によるものだと言い切ってるのが好感が持てます。SFでこういうのをデキる余裕はスゴイ
。 
 しかしやはり特筆すべきは、このSFロボット作品で最もシンボリックなロボットであるはずの98式AV通称"イングラム"に「独立性」がないことでしょう。つまり、普通のいわゆる「ロボットもの」は主人公の絶対的適正があり、主人公機の神格化が求められるものですが、この作品にはそれがありません。劇中ではイングラムを扱う操縦者は「フォワード」、それを指揮する車両に乗る者を「バックス」と呼んでいます。たとえば、イングラム2号機を操る「フォワード」太田功男巡査と指揮をとる「バックス」熊耳武緒巡査部長。実は熊耳巡査部長の方が操縦センスは圧倒的に高いのですが、彼女はバックスに回っている。なぜなら直情的な太田巡査は指揮に向かないから。要するに適材適所ですね。数あるレイバーの中でも抜群の強さを誇るイングラムですら、指揮車に乗るパートナー、修理整備を行うエンジニア、開発した企業などとの連携が不可欠で、警察組織の一部であり、単なる「備品」にすぎないのです。 

し、渋すぎる・・・!笑
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