自分の中ではなかなかタイムリーだとは思っております。
1、ハカイヨノユメ
一発目からヤな予感。ハ~カイヨ~ノ~ユ~メ~ ってやめてくれ。ビジュアル系じゃないんだから。とりあえずタイトルを漢字に脳内変換してみる
2、Hysteric phase show
イントロのブチブチ音が印象的。TKの囁きが不快。意外と全体を通してシンプルな作りだと思う
3、Tremolo+A
サビがなんとRe:automationの使いまわし。いけない、それはいけない。しかしアコギは綺麗だね
4、JPOP Xfile
不穏なギターカッティング、突き抜けるようなドラミングから始まる。タイトルと歌詞はさておき、その名のとおり、とりあえずサビがドキャッチーで爽快。サビ終わりの同じコードを引き続けるのが時雨らしい。あとは2;25あたりの哀愁ギターが聴き所か
5、a 7days wonder
ベース音がめちゃめちゃ目立ってます。メロが綺麗だけど、、それだけ。
6、a over die
初の(?)インスト。te'を意識したようなポストロック的音像。普通にカッコイイが、乾いた音は、おそらく次のトラックへのワンクッションだと思われる
7、Telecastic fake show
曲自体は文句なし。完璧。しかし6のクッションもむなしく、明らかに浮いている
8、seacret cm
これは結構なスルメ曲。寄せては返す音の波に酔う。あるいは激しく暴れていて、あるいはそこから一歩も動いていないような、そんなイメージ。
9、moment A rythm(short.ver)
「傍観」の最終形態か。悔しくも、もはやshort.verでは物足りない(笑) だめだ、シングル買わなくては。
10、mib126
orangeの意味を模索するが、結局わからず。HIPHOP的な歌詞の乗せ方は正直失敗。が、途中の転調を経て、暴れまくる まぁしかしそこまで聴くのが面倒なのである(つまりそれほど・・・ということ)
メロディー展開が自然になり、ボーカルも演奏技術も録音も格段良くなっています。しかしこのアルバムが今の時雨なら、彼らは明らかに退化しています。 例えば経済/商業の世界では、よりスマートに効率的であることは紛れもなく素晴らしいこと。しかし音楽、とりわけロックはそうじゃない。壊れかけの、ギリギリの場所でなんかカッコイイ事ができちゃってるよってのが一番美しい。独特なフレーズ、強引なメロディー展開、それらを見事に「アリ」にしてしまうTKの音楽センス。思えば#4、Feelin your UFOあたりがピークだったのか・・・ このアルバムでは、せめぎ合うハイトーンボイスも「奇を衒ってる」の一言ですまされても反論できません。音響的なアプローチも、シングルmoment A rythmで完成されてて、すでに煮詰まってる様子。
しかしまぁアルバムとして非常に一体感を感じられるし、良かれ悪かれ聴きやすい。音にかなり拘ってるだけあって、かなり酔えるアレンジを聴かせてくれる。
とにかくネタ切れ感が否めないので、TKは一刻も早くもうちょっと建設的な作曲法を身につけるべき。
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